※7月10日更新
┗体験レポとキャンセル待ちについて追記しました
大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンのひとつ「いのち動的平衡館」は、福岡伸一さんがプロデュースする科学と哲学が融合した知的な展示空間です。光や音だけでなく、触覚までも活かしたインクルーシブな設計が特徴で、万人が“生命とは何か”を体感的に学べる構成になっています。
この記事では、いのち動的平衡館の予約の有無や見どころや体験レポについてご紹介します。
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大阪万博いのち動的平衡館は予約必要?キャンセル待ちも!
いのち動的平衡館は【事前予約制】のパビリオンです。
万博公式アプリ「EXPO2025 Visitors」や公式サイトで予約枠を確保できます。枠数は比較的多めといわれていますが、特に午前中や休日は早めに埋まる傾向があるので注意。
また、来場当日にはスマホからキャンセル待ち整理券を申し込むことも可能です。これは現地に到着後、スマホからこちらのサイトから申し込む形で、空きが出た際に案内される仕組みです。
ただし、発行後はおおよそ30分以内に会場へ向かう必要があるため、他の予定との兼ね合いに注意が必要。私自身は、平日の朝9時すぎに4名分を申し込み、案内が来たのは19時半ごろでした。

もうこのまま来ないのかなと思ったほど・・!
平日や夕方以降は比較的入りやすいという声もあるため、スケジュールの柔軟性がある方はその時間帯を狙うのも◎。
大阪万博いのち動的平衡館の触覚体験や見どころを紹介
いのち動的平衡館は、映像や音響だけでなく、振動による触覚の体験も組み込まれているのが特徴です。
視覚・聴覚に障害がある方も楽しめるよう、専用の案内端末やクロックポジションによる誘導が用意されており、誰もが安心して参加できるインクルーシブな設計になっています。
嬉しい感想ありがとうございます!いのち動的平衡館では、視覚・聴覚障害者向けのバリアフリー音声ガイド・字幕、触覚体験でアクセシビリティに力を入れてます。是非お越しください!※触覚体験枠予約が優先ですが、一般枠予約やキャンセル待ち入場でもできる限り対応しています。 #万博 #EXPO2025 https://t.co/SVCsZ4nVO2
— 緒方壽人 Takram / 『コンヴィヴィアル・テクノロジー』発売中 (@ogatahisato) April 28, 2025



視覚や聴覚の違いに関係なく、同じ空間で“感じる”体験ができるってすごい・・!
円形の展示空間には柱が一本もなく、繊細な光の粒子が生命の誕生や進化、連鎖の様子を描き出します。静かながらも奥深く、見る人の内面にじんわりと問いを投げかけてくるような構成です。
大阪万博いのち動的平衡館の見どころは?
クラスラ(Clathra)
展示の中心となるのは、32万球もの微細なLEDが立体的に構成された光のインスタレーション「クラスラ」。
この名前は細胞骨格を構成するタンパク質「クラスリン」に由来し、生命の構造美を象徴的に表現しています。
シグネチャーパビリオン いのち動的平衡館
— せいうん (@seiun_net) April 27, 2025
世界はエントロピー増大の法則に沿って崩壊していく。
しかし生命はエネルギーを使って自分を作り直し崩れないよう努力するが、崩壊が少しずつ上回ってしまうので最後は死に至る。… pic.twitter.com/NlFQYe0yzr
この光の粒子たちは、生物の誕生から進化、共生の過程までを描くように絶えず移動し、立体的に“動的平衡”を可視化。



光の粒子の動きがすごい・・!
建築デザイン「エンブリオ」
橋本尚樹さんが手がけた建築は、建物全体がまるで生命そのもののような柔らかさと流動性を備えています。
柱がなく、薄い膜のようにふわりと立ち上がった外観は、生命の発生をイメージした「エンブリオ(胚)」そのもの。
時間とともに変わっていく様子まで含めて「うつろう建築」として表現されています。
動的平衡の思想
パビリオンのテーマである「動的平衡」は、エントロピー増大の法則という宇宙の原則に逆らうように、生命が自らを壊し、同時に作り直しながら存在しているという考え。
展示の最後には、福岡伸一さんの映像による解説もあり、体験の中で得た感覚や気づきを言葉として整理できる構成です。
大阪万博いのち動的平衡館の所要時間は?
展示の所要時間はおおよそ【15分前後】。体験内容としては短めですが、光と音、振動の立体的なインスタレーションを集中して体感する形式となっており、満足度は高め。実際に私が訪れた際の所要時間も20分ほどでした。
また、体験後に設けられた福岡伸一さんの解説映像が、内容の理解を助けてくれる構成になっています。
「いのち動的平衡館」
— アラさん (@1_ARA_1) April 15, 2025
万博の中でも特に楽しみにしていた、福岡伸一先生のパビリオン!
「エントロピー増大の法則」に抗うように秩序を維持している生命の法則「動的平衡」をテーマに、38億年の生命史を光で表現。抽象的だったけど「いのち」へのメッセージが良かった!#EXPO2025 #大阪・関西万博 pic.twitter.com/u4iJH8uW21



SNS上では、短いけど濃密、最後の映像でぐっと内容が整理されて印象に残った、なんて声が見られました
大阪万博いのち動的平衡に行った感想レビュー
「いのち動的平衡」は、ツアー形式で進む少し珍しいタイプのパビリオン。会場内は暗く、最初は「何が始まるんだろう?」と少しドキドキしますが、やがて無数のLEDが一斉に光り出し、その幻想的な演出に一気に引き込まれました。
1つ1つのLEDはただの小さな光なのに、それが集まることで“いのち”が動いているように見えて、不思議な感覚に。まるでその空間全体が呼吸をしているかのように感じられ、目の前の光景にじっと見入ってしまいました。
最後には、生物学者でありこのパビリオンのプロデューサーでもある福岡伸一さんからの映像メッセージもあり、スケールの大きな“いのち”の物語にじんわりと感動します。地球の時間軸で見たとき、自分の命なんてほんのLEDの一粒くらいかも…と、自然とそんなことを考えてしまう展示内容でした。
暗い会場なので、暗がりが苦手なお子さんには少し怖く感じるかもしれませんが、大人も子供も静かにじっくり体験できる内容です。
私は平日に訪れ、キャンセル待ちからの呼び出しで入場。案内されるまでに30分ほど待ちましたが、入ってからは10分ほどの体験時間で、全体では20分ほどの滞在でした。
ふらっと立ち寄れる気軽さも嬉しいポイントです。



個人的な総合評価は★★★★☆
まとめ
いのち動的平衡館は、派手な演出やキャッチーなアトラクションはないものの、生命の本質を多角的に感じ取れる、静かな感動に満ちたパビリオンです。
- 完全予約制。当日現地にてキャンセル待ちも可能
- 光・音・振動のインクルーシブ体験
- クラスラの立体光表現が圧巻
- 子どもには難しいが、大人にこそ刺さる展示
- 所要時間は約15分前後。短くも印象深い構成
- 最後には解説映像あり。思考と感情が整理される構成
“派手さ”よりも“深さ”を味わいたい方に、ぜひ訪れてほしい一館です。
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★シグネチャーパビリオン一覧★
パビリオン名 | 特徴 | 予約の有無 |
ヌルヌル(null2) | 落合陽一氏プロデュースの異世界体験! | 5/4〜整理券制を導入 |
いのちの遊び場クラゲ館 | 音と光で遊べる人気パビリオン。予約不要ゾーンもあり親子に好評! | 予約制 一部自由エリアあり |
いのちの未来 | アンドロイドとの共生や1000年後の人類像まで、心を揺さぶる空間体験。 | 予約制 |
Better Co-Being | echorbで感じる“いのち”の響き。静けさの中でアートと共鳴する不思議な体験。 | 予約制 ※5月2日〜6月30日限定で、一部エリアが20:30〜20:50自由観覧可能 |
いのちめぐる冒険 | 河森正治×菅野よう子による注目パビリオン!超時空シアターやANIMAが人気 | 予約制 一部自由エリアあり |
いのち動的平衡館 | 光と振動で「いのち」を体感する静謐なパビリオン。触覚体験も | 予約制 当日キャンセル待ちも可能 |
いのちのあかし館 | 対話をテーマにした、祈りのような空間体験。静かに心に響く演出。 | 予約制 一部自由エリアあり |
EARTH MART | 地球と共に生きる未来の買い物体験。環境配慮やテクノロジーが融合した体験型マーケット。 | 予約制 |
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