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ハンドメイド委託販売で置いてくれる店は?神戸のolmo+を取材

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ハンドメイド作品を作っているけれど、マルシェに毎回出店するのは正直大変。どこか委託で作品を置いてくれるお店はないかな、と探したことがある方も多いのではないでしょうか。

委託販売を受け付けているお店は、意外と情報が少なく、見つけにくいのが現状ですよね。実際に探してみると、募集しているお店や委託販売の条件が分かりにくく、判断に迷うことも少なくありません。

そこで今回は、全国から郵送でハンドメイド作品の委託販売を行っている、2025年11月にオープンした神戸・長田のolmo+(オルモプラス)さんを実際に取材してきました

ハンドメイド委託販売の雰囲気や条件、そして実際にお店を訪れて感じたことを、写真とあわせて詳しくご紹介します。

目次

神戸のolmo+(オルモプラス)とは?どんなお店?

olmo+店内
olmo+店内

olmo+(オルモプラス)は、苔テラリウム作家の辻原さんが運営されているお店です。

場所は神戸市長田区の商業施設「プレノ長田」内にあり、地下鉄の長田駅、または高速鉄道の高速長田駅から徒歩すぐ。長田神社からも近く、立ち寄りやすい立地にあります。

店内は想像していたよりも広く、たくさんの苔テラリウムとハンドメイド雑貨がずらりと並んでいます

苔テラリウムは、店主さんご自身が制作されたものもあれば、他の作家さんによる作品も多数。同じ苔テラリウムでも、作家さんごとに世界観がまったく違い、見ているだけで楽しくなります。

たくさんの苔テラリウム
たくさんの苔テラリウム

取材中、印象的だったのが、お客さんの層の幅広さ。若い方だけでなく、年配の方もお買い物の途中でふらっと立ち寄られていました。

実際に、取材中に入ってこられたマダムが「これ、可愛いわね」とハンドメイド作品を手に取り、店主さんとの会話が弾んでいる様子も。実際に作品も購入されていました。

その方は、苔テラリウムにもとても興味を持たれていて、「今日はこれから出かけるから、また別の日に来るわ」と話されていました。

生で見る苔テラリウムの存在感や魅力は、写真だけでは伝わらないものがあると、改めて感じました。

また、取材を通して感じたのは、店主の辻原さんの穏やかで話しやすいお人柄です。
とても落ち着いた雰囲気で、初めて訪れた私でも、つい色々と話したくなってしまう空気感がありました。

実際に来店されていたマダムにも丁寧に声をかけながら、作家さんごとの特徴や作品の魅力を分かりやすく説明されていて、作品だけでなく、人と人とのやりとりも大切にされているお店なんだなと感じました。

olmo+が生まれたきっかけと、店名の由来

olmo+店内の雰囲気
olmo+店内の雰囲気

辻原さんが「お店をやりたい」と思うようになった背景には、マルシェに出店する中で感じていた課題がありました。

苔テラリウムを作りながら、マルシェに出店する中で、

作品を継続して置ける場所が少ない
ハンドメイド作家さんも、出店先がなかなか見つからない

そんな声を多く聞くようになったそうです。

自分自身も感じていたその課題と、作家さんたちの想いが重なり、
それなら、作家さんが作品を置けるお店を作りたい」そう思ったことが、olmo+開店につながりました。

2025年11月、その想いが形となりolmo+はオープン

苔テラニウムと委託販売しているハンドメイド作品たち
苔テラニウムと委託販売しているハンドメイド作品たち

店名の由来も素敵で、「olmo」はニレの木を意味するイタリア語。3月10日の誕生木で、辻原さんご自身の誕生日の木でもあるそうです。

そこに「+(プラス)」を付け、新しい出会いや活動が広がる場所に、という想いが込められています。

実際に見て感じた、苔テラリウムの魅力

正直に言うと、取材前は私も苔テラリウムにそこまで馴染みがありませんでした。
ネットで写真を見ることはできても、実物を見る機会はなかなかなかったからです。

でも、実際に目の前で見ると、その世界観に圧倒されました..!
小さなガラスの中に、別世界がぎゅっと詰まっていて、気づくとじっと見入ってしまいます。どれも少しずつ表情が違っていて、同じものはひとつもありません。ひとつひとつに物語があるようで、その世界観にすっかり引き込まれました。

そしてこの状態のガラス容器を、たくさんの緩衝材に包んで郵送していると聞いて驚き。繊細そうに見えるのに、きちんと工夫されて全国から届けられています。

中には人形が入っていたり、来年の干支である馬が入っていたり。作品ごとにストーリーがあり、見ているだけでワクワクします。

管理も意外と簡単で、基本は週1回の霧吹きでOKだそう。植物を枯らしがちな人でも(完全に私です)、比較的育てやすいのも魅力です。生きている苔なので、少しずつ変化していく様子を楽しめるのも、苔テラリウムならでは。

また、ワークショップも不定期で開催されているそうです。小学校3年生くらいのお子さんなら、一人で作って楽しめるとのこと。

親子で参加するのも良さそうだなと感じました。

olmo+はハンドメイド委託販売を募集している?どんな雰囲気?

olmo+では、タイミングによって委託販売の募集を行っています。スペースの空き状況や、現在委託されている作家さんとのテイストのバランスによって、受付状況は変わるそうです。

ただ、基本的にはジャンルを限定せず、さまざまな作品を受け入れているとのこと。最低掲載期間も決まっていないため、

・1ヶ月だけ試してみたい
・売れ行きを見て判断したい

といった、期間限定の委託も可能だそう。
売れ行きが合わなかった場合に、やめることもできるので、初めての方でも挑戦しやすい印象でした。

店内には、可愛い雑貨が本当にたくさん。ワンちゃんのお洋服まで並んでいて、見ていて楽しい空間です。

個人的に一番テンションが上がったのが、アクセサリーパーツ。キラキラした可愛いパーツがたくさん並んでいて、完全に釘付けに。

小学生の娘が絶対好きなやつだ!と思い、大量に購入してしまいました。

大量に購入した可愛いアクセサリーパーツ
大量に購入した色とりどりのアクセサリーパーツ

辻原さんによると、先日も私と同じようにアクセサリーパーツをたくさん購入された方がいたそうで、
「よくハンドメイドされるんですか?」と尋ねたら
「しないです」
という返答だったそうです。笑

分かります。作らなくても、欲しくなる可愛さなんですよね。こういう思わぬ出会いがあるのも、ハンドメイドショップの魅力だと感じました

全体を通して感じたのは、「まずはやってみたい」という作家さんにとって、相談しながら進めやすいお店だということ。

期間の縛りがなく、ジャンルも幅広く受け入れているため、委託販売が初めての方でも安心してお願いできる環境だと感じました。

olmo+は全国から郵送で委託販売が可能

olmo+の大きな特徴のひとつが、全国から郵送で委託販売ができること。神戸まで足を運べなくても、委託が可能です。

実際に、東は北海道、西は宮崎まで、全国各地の作家さんの作品が並んでいるそうです。
繊細な苔テラリウムも郵送で扱っていることから、梱包や配送についても安心感があります。

出展できる作品は、ハンドメイド雑貨、アクセサリー、アート作品など。
ただし、以下のものは預かり不可となっています。

・危険物、生き物、法律に触れるもの
・食品のうち、品質管理が難しいもの

食品については、食品表示があり、密封包装・常温保存可能なものに限られます。

委託料金や詳細については、olmo+さんの公式サイトにまとめられています。
最新情報はこちらを確認してください。

olmo+(オルモプラス)店舗概要

店名olmo+(オルモプラス)
住所兵庫県神戸市長田区大塚町1丁目8-11プレノ長田 1F
営業時間10:00〜18:00
定休日不定休
公式サイトhttps://olmo.work
Instagram@olmo.plus

olmo+さんは、苔と手仕事の小さなアトリエとして、テラリウム・雑貨・ワークショップを通じて、日常に癒しを届けているお店です。

今後は、ライブ配信での紹介やオンラインショップ展開も予定されているとのこと。
近くの方も、遠方の方も、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

神戸ゆりかごでは、神戸近郊の取材・掲載のご相談について受け付けております。詳細はこちらのページをご覧ください。

神戸ゆりかご取材・掲載について

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