神戸市民の間で「コープさん」という愛称で親しまれてきたコープこうべ。お店の名前に”さん”をつけることに何の違和感も覚えないまま、私も子どもの頃からずっとそう呼んできました。それくらい、この地域の人たちにとって身近な存在です。
そのコープさんで、また閉店候補の発表がありました。2026年3月17日、コープこうべは2026年度の営業終了候補店6店舗を公式に発表。実はコープこうべの閉店は今に始まった話ではなく、2019年度から不採算店の整理が続いており、2021年度に4店舗、2022年度に7店舗が閉店するなど、閉店ラッシュはすでに数年にわたって続いている状況です。
実家でも生協を使っていたし、子育て中の今もコープ共済やコープの離乳食にお世話になってきた身としては、他人事とは思えないニュースです。
- 2026年度の営業終了候補店6店舗の場所
- 候補店になった場合どうなるのか(まだ閉店確定ではない)
- コープこうべの閉店ラッシュが続いている理由
- 業績改善の取り組みと今後のスケジュール
今回の記事では、コープこうべの2026年度営業終了候補店がどこなのか、なぜ閉店ラッシュが続いているのか、についてご紹介します。
コープこうべ営業終了候補店2026はどこ?
2026年3月17日にコープこうべが公式発表した2026年度の営業終了候補店は以下の6店舗です。
- コープ吹田(大阪府吹田市)
- コープミニけやき坂(川西市)
- コープ西宮南(西宮市)
- コープ志染(三木市)
- コープ朝霧(明石市)
- コープ上郡(赤穂郡上郡町)
神戸市内の店舗は今回含まれていないものの、兵庫県内と大阪北部エリアに広く点在しています。
この中で個人的に一番身近に感じるのが、明石のコープ朝霧です。朝霧駅前の駅近という好立地にあるお店で、高校生の頃に友人に会いに朝霧に行くたびに何度か立ち寄った記憶があります。お客さんの数は落ち着いた印象でしたが、閉店時間も遅くて使い勝手がいいお店だっただけに、地元の方にとってはなくなると本当に困りますよね。そういえば朝霧といえば駅前のミスドもなくなってしまったし、駅前から便利なお店が一つひとつ消えていくのは寂しいものです。

コープ朝霧が候補店になってるって聞いてびっくり!朝霧に住む友人が「なくなったら本当に困るから、できるだけ行くようにする!」って言ってた・・
重要なのは、「営業終了候補店」はあくまで候補であり、閉店が確定したわけではないという点です。コープこうべは2023年度以降、閉店を決める前の段階で組合員に周知し、業績改善への協力を呼びかけるという仕組みを取り入れています。実際に過去には候補店に挙がったものの、組合員の利用増加により閉店を免れた店舗もいくつかあります。
今後の流れとしては、3月下旬に対象店舗の利用者へお知らせのハガキが郵送され、ハガキに掲載のクーポンを使って税込500円以上購入するとコーピーポイント5ポイントがもらえるキャンペーンが9月末まで実施されます。そして秋ごろに業績改善の状況を踏まえ、営業継続か終了かが正式に決定されます。
コープこうべの閉店ラッシュはなぜ?


コープこうべの閉店が続いている背景には、いくつかの構造的な要因があります。
競合激化と価格競争
コープこうべが展開する兵庫・大阪北部エリアは、イオン系列をはじめとする大手チェーンとの競合が激しい地域です。「コープは他のスーパーより価格が高い」という声は地域の利用者からも上がっており、物価高が続く中で価格競争力の面での苦戦が続いています。



確かにコープは正直なところ少し割高ではある。。
設備・建物の老朽化
コープこうべが公式に示している閉店の基準は、「売上高に対する赤字の割合が8%以上」、または「冷蔵機器など設備に課題がある場合は4%以上」です。開業から長年が経過した店舗では設備の更新コストが重くのしかかり、赤字店舗での投資判断が難しくなっています。
宅配シフトの加速
コープこうべの事業の柱のひとつは個別宅配(個配)サービスです。高齢化の進展とともに宅配需要は高まっており、コロナ禍でさらに加速しました。採算の合わない郊外の小規模店舗を閉め、宅配部門に資源を集中する流れが続いています。
人口減少・過疎化
郊外や住宅地の小型店舗では、人口減少や高齢化による来店客数の減少が深刻な問題となっています。地方の店舗ほどその影響は大きく、今回の候補店にも三木市・赤穂郡上郡町など郊外・地方エリアの店舗が含まれているのはそのためです。
こうした複合的な要因が重なり、2019年度から不採算店の閉店を進めており、2023年からは閉店候補の時点で周知を始めているという状況が続いています。
閉店候補店に挙がった地域の人にできること
「候補店=閉店確定」ではありません。過去には候補店として挙げられた後に、組合員の利用が増えて閉店を回避した例も実際にあります。コープミニ猪名川南、コープミニ大谷、コープミニ月が丘などがその例で、地域の人たちの「使う」という行動が結果につながっています。
コープこうべが取り組む業績改善策は、組合員の協力なしには成り立ちません。近くに候補店があるという方は、ハガキが届いたらぜひクーポンを使って立ち寄ってみてください。「なくなってから後悔する」よりも、「あるうちに使う」が一番の応援になります。
閉店ラッシュが続いているとはいえ、私自身は今もコープを日々利用しています。子どもの保険はコープ共済だし、コープの離乳食にも本当に助けられてきました。地域に根ざしたコープさんにはこれからも続いてほしいですし、自分にできることとしてまずは使い続けることが一番の応援だと思っています。


キッズ向けのスタンプカード(シールを集めておもちゃに交換できるキッズカード)も子連れファミリーには嬉しいサービスですし、コープオリジナルの幼児食や離乳食も忙しいママにとっては魅力のひとつ。


近くに候補店がある方は、日常の買い物先として改めてコープさんに目を向けてみるいい機会かもしれません。
まとめ
コープさんは神戸・兵庫の人たちとともに歩んできたお店です。それだけに、閉店のニュースはどこか心にこたえるものがあります。候補店が閉店を免れるかどうかは、これからの数か月の利用状況にかかっています。
- 2026年度の営業終了候補店は6店舗(コープ吹田・コープミニけやき坂・コープ西宮南・コープ志染・コープ朝霧・コープ上郡)
- 「候補店」はまだ閉店確定ではなく、秋ごろの業績次第で継続・終了が決まる
- 対象店舗の利用者にはハガキが届き、クーポン利用でポイントがもらえるキャンペーンが9月末まで実施
- 閉店が続く主な理由は、競合激化・設備の老朽化・宅配シフト・人口減少の複合要因
- 過去には候補店から閉店を回避した例もあり、組合員の「使う」という行動が結果につながる
- コープこうべは全132店舗を展開しており、宅配部門へのシフトを強める方針
近くに候補店がある方は、ぜひこれを機に足を運んでみてください。








