ぽっかり1日休みができたけど、人混みに行くのはちょっと避けたい……でも家で1日ごろごろするのはもったいない……
そんな方は、日帰り登山に出掛けてみるのはいかがでしょう?特に関西近郊の方は、六甲ケーブルを出発して有馬温泉を目指し、温泉にゆっくり浸かって帰るコースがおすすめです。
私も登山経験者の夫と、丸一日のお休みを利用して六甲山~有馬温泉まで日帰り登山してきましたので、体験談とコースタイムなどをご紹介します!
有意義な1日を過ごせました♪
六甲山から有馬温泉へ!登山体験談
出発は六甲ケーブル乗り場から。六甲ケーブルの入口までは、JR六甲道駅からバスで向かいます。神戸ゴルフ倶楽部を横目に見ながら六甲ガーデンテラスを経由し、有馬方面へ。七曲の滝など有名な滝スポットの脇を通り抜けて有馬温泉へ出ます。ルートによっては六甲最高峰(六甲山の山頂)を通って有馬温泉を目指すコースもあるようですが、今回は選択しませんでした。
私たちが登ったのは1月下旬ごろでしたが、それまで暖かい日が続いていたため雪や凍結などの心配は不要でした。登山中は、真冬にも関わらず歩いていると汗ばむくらい。ただ、山頂付近には少し雪が残っていて肌寒さを感じました。温度調節のできる格好で登る方が良さそうです。
日帰りとはいえ山道を歩きますので、以下の装備を整えてから登りました。
- 山靴
- 上着(ウルトラライトダウンがかさばらないのでおすすめ)
- 食料(おにぎり、お菓子、ゼリー飲料など)
- 飲み物(お茶とスポーツドリンク1本ずつが◎)
- 軍手
- 帽子
- スマホ、バッテリー(YAMAPのアプリでルートを確認しておきましょう)
私は登山初心者ですが、登山経験のある夫と一緒に登って無事に有馬温泉まで到着できました。ルートによっては岩場の続くコースもあれば、歩きやすい舗装された道路をメインに通るルートもありますので、ご自分の登山スキルに合わせてコースを選択されることをお勧めします。
六甲山から有馬温泉のコースタイムは?
六甲山から山越えで有馬温泉まで行くコースタイムですが、9時30分に六甲ケーブル入口を出発して13時に有馬温泉へ到着しました。トータル3時間30分です。途中で休憩や昼食も挟みましたが、アプリでの標準タイムは4時間程度だったので少しハイペースで到着できました!
道中にはアスレチック、六甲ケーブルの駅、滝やそこから流れる川など様々な景色やスポットが目を楽しませてくれます。おかげであまり疲れを感じることなくたどり着くことができました。途中で六甲ガーデンテラスを通るのですが、お土産物屋さんやカフェが並んでいて見ているだけでも楽しかったです。道も山靴が必須ではあるものの、舗装されている道も多く比較的歩きやすいコースでした。
途中で休憩して昼食を取ったのですが、私たちはガスバーナーを持参してお湯を沸かし、コーンスープを作りました!インスタントのカップスープですが、山で食べると特別おいしく感じるのは不思議です。ガスバーナーを持って行けば加熱料理を作ることができるので、レパートリーが大きく広がります。ご飯を持って行って雑炊やリゾットを作るも良し、お湯を沸かしてパスタを茹でるも良し、コーヒーを淹れるも良し……「ここを登り切ったらご飯が待ってる!」なんて道中の楽しみにもなるのでおすすめです(笑)。
ガスバーナーはアウトドアショップやホームセンターで購入することができますので、ご興味のある方はぜひ。
次は六甲ガーデンテラスを目指して行って、カフェでお茶して帰るのも楽しそうだなあ。
帰りは有馬御苑で日帰り入浴【口コミレポ】
せっかく有馬温泉へ行ったのですから、温泉で疲れを癒してから帰路につくのが醍醐味ですよね!今回、私たちは有馬御苑の日帰り入浴を利用しました。
有馬御苑の日帰り入浴は、タオルとバスタオルがついて税込1,100円。周辺ホテルの日帰り入浴と比べると比較的安価ですが、金泉も銀泉もある大浴場に入れるのでかなりお得だと思います!タオルを用意しなくてもいいほか浴室内に化粧水や乳液などのアメニティも一通りそろっているので、荷物をなるべく少なくしたい登山客にも嬉しいサービスでした。実際、平日だったので温泉自体には人は少なめだったものの、登山帰りに利用している人の姿はよく見かけましたよ。
金泉と銀泉の効能ですが、筋肉痛や関節痛などの疲労回復はもちろん、切り傷や慢性皮膚病、婦人病などにも効果があるんだとか。特に金泉の方には「婦人病に効くため“子宝の湯”と呼ばれることもある」と書いてありました。女性には嬉しい効能ですね。
日帰り入浴の利用時間は11時~14時30分までです(2025年2月現在)。山越えで向かう場合はスタートが遅いと間に合わなくなりますし、かといって焦って怪我をしては大変。時間に余裕を持って向かうようにしましょう。間に合わない場合は、日帰り温泉もいくつかあるのでそちらを利用するのも一つです。
有馬温泉の周辺は、様々な食べ歩きスポットやお土産物屋さんが並んでいるのも魅力ですよね。今回は繁華街から少し上ったところにあるお肉屋さんでコロッケを購入しました!
他にもかりんとう饅頭やジェラートなどおいしい食べ歩きグルメがいっぱい。有名な炭酸せんべいも、「賞味期限5秒」という売り文句で売られている、できたてを食べられるお店がありました。
帰りは神戸電鉄「有馬温泉」駅から電車に揺られて帰路へ。1日で小旅行気分を味わえて、とっても充実した1日でした♪
まとめ
ということで、今回は六甲山から有馬温泉までの日帰り登山の体験談をご紹介しました。
- 六甲山から有馬温泉へ行くまでは様々なルートが。自分に合ったコースを選びましょう。
- 初心者でも行きやすいコースもあるとはいえ、登山は登山。しっかりとした登山装備で臨もう。
- コースタイムは3時間半ほどでした。道中の食事も楽しみの一つ!
- 有馬温泉到着後は、有馬御苑の日帰り入浴を利用しました。金泉も銀泉も、どちらも楽しめてお得です。
丸一日の休みを利用し、体を動かして登山を楽しんだ後は温泉にゆっくり浸かってリラックス。こんなに有意義な時間を過ごせるなんて、つくづく素敵な観光スポットだなと実感します。
皆さんもぜひ、予定に困った日は日帰り登山に出掛けてみてはいかがでしょうか?ゴールにご褒美を作っておけば、楽しさもひとしおです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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